2011年09月14日

ファーマーズ・ナイト!vol.2開催☆



大阪、中央環状線。


木曜日、午前3時頃。


必死でチャリンコを漕ぐあせあせ(飛び散る汗)

グリップが汗でベトベト。

運動の汗というより冷や汗たらーっ(汗)

となりのドンジュを横目で見る。

一心不乱にチャリンコを漕いでいる。

よく見ると泣いているもうやだ〜(悲しい顔)

幼馴染みのドンジュは小太りで愛嬌がある。

いつからドンジュと呼ばれているのだろうか?

小学校のときいっしょにサッカーをやっていた。

俺がゴールキーパーで彼が左サイドバックサッカー

本番には弱い男だったが、運動神経は悪くなかった。

何度か彼には救われたことがある。

俺が飛び出した時、決まって彼がゴールを守ってくれていた。

そんなことを考えながら全力でチャリンコを漕いでいた。

「ドンジュ!その横道に入って団地のなかに逃げ込もう」

「分かった。。。」

ドンジュは血の気を失っている。

団地はどこかの企業の社宅になっている。

節電している訳でもなく、この辺りはいつも暗い。

土地勘はある。

「ドンジュ!もう少しだ、頑張れ!」

そう言いながら横道に入った途端、猛スピードで白のクラウンが後方を塞ぐ。

前方にはグレーのハイエース。

「おい、コラっわれら、どこに逃げとんじゃ?コイツ連れてこい
言うたんちゃうんかい!」

連れて来いと言われていた。

でも連れて行くはずがない。

仲間を売るという選択肢はない。

探すフリをして逃がしてやろうと思っていた。

こいつらはきっと、それを予想して俺を尾行していた

のかもしれない。

迂闊だった。

「手間かけさせやがって、この中坊が!」

シンジはドンジュの襟元をつかんで自転車から引きずり降ろした。

俺は咄嗟に襟元をつかんでいるシンジの親指をつかんで後ろ手に

ひねりあげた。

彼の小指は欠損している。

「いてててて!コラっ、離せ!」

その状態からシンジの足を払って地面に転がした。

うつ伏せの状態のシンジの首元に膝を押し付けた。

そのとき、後ろから笑い声がした。

「やるねぇ〜!お見事。」

縦縞の紺色のスーツの男、佐藤が手を叩きながらクラウンの後部座席から

降りてきた。

薄暗い団地に不釣合いな葉巻きの香りがひろがった。

「お前らも分かってるやろ。もう逃げられへんのや。素直に従え」

落ち着いた表情で佐藤は俺の前まで来た。

「とりあえず事務所まで来てもらおうか。」


俺たちは観念してハイエースの後部座席に乗り込んだ。

ハイエースは急発進した。


スモークウィンドウごしに見る外の景色は、今までの

景色と違って見えた。

今まで歩いた歩道も、

今まで遊んだ公園も、

遠い過去の思い出とともに現実離れしたものに感じられた。

信号待ちの時、電柱の明かりに

一枚のポスターが照らされていた。


ファーマーズ・ナイト_flyer5.jpg

「ファーマーズ・ナイト!」

何かわからないけど心が揺さぶられたグッド(上向き矢印)

生きて帰ることができたら必ずこのイベントに参加しようぴかぴか(新しい)

未成年だけど大丈夫かなぁ。

こんなファンキーな大人達になりたい。

農業かぁ〜

俺もやってみたいなぁ








川口カズノリいい気分(温泉)



posted by シェフ at 14:15| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ボワヴェール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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